次世代省エネルギー基準とは

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省エネルギー基準とは

省エネルギー基準は省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)の下に1980年(昭和55年)2月に制定され、以後2回大きな改正が行われました。現在の基準は1999年(平成11年)に改正されたもので、「平成11年基準」あるいは「次世代省エネルギー基準」と呼ばれていますが、直近では2009年に一部改正されました。基準は「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」及び「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する設計、施工及び維持保全の方針」という2つの告示から成り、それぞれ性能規定、仕様規定という位置付けです。

平成11年基準で建てられた住宅は断熱施工が不十分な住宅あるいは以前の基準で建てられた住宅と比較して省エネ性能に優れるため、住宅分野における地球温暖化対策として期待されていましたが、その普及は非常に緩やかなものでした。住宅エコポイントの効果でようやく50%近くに達しましたが、一層の普及が望まれるところです。

2020年までの新築住宅・建築物の省エネルギー基準への適合義務化を見据え、このたび基準の見直しが行われ、2013年10月に施行されることが発表されました(移行期間1年6ヶ月)。改正省エネルギー基準では評価方法が平成11年基準とは異なったものになっています。

→ 改正省エネルギーページ

2013年9月までは平成11年基準が適用されます。また2015年3月までは移行期間として平成11年基準の適用が可能です。

省エネルギー基準(平成11年基準)では

◎木造住宅においては充填断熱工法より外張り断熱工法の優位性が認められた内容になっています。
◎RC造においては断熱層を壁・床等が貫通する場合に補強断熱が義務付けられました。

→ 補強断熱工法


地域別必要断熱厚さ(アキレスボード)

※厚さはJIS A 9511A種硬質ウレタンフォーム保温材、保温板2種2号の熱伝導率に準じて計算
※本表は平成11年基準(平成27年4月1日まで経過措置で使用可能)を基にしています(地域区分は平成25年基準で記載)。

■省エネルギー基準による断熱材必要厚さ

1.鉄筋コンクリート造等の住宅(内断熱工法)
部位 アキレスボードの厚さ(mm)
省エネルギー対策等級4
(平成11年省エネ基準)
省エネルギー対策等級3
(平成4年省エネ基準)
地域の区分 地域の区分
1、2 3 4〜7 8 1、2 3 4 5、6 7 8
屋根または天井 90 65 60 60 70 40 30 30 30 30
60 45 30 10 45 25 25 20 15
外気に接する部分 80 65 55 70 45 45 25 15
その他の部分 55 45 40 55 25 25 15 10
土間床等の外周部 外気に接する部分 45 35 20 55 10 10
その他の部分 15 10 10 15

2.鉄筋コンクリート造等の住宅(外断熱工法)
部位 アキレスボードの厚さ(mm)
省エネルギー対策等級4
(平成11年省エネ基準)
省エネルギー対策等級3
(平成4年省エネ基準)
地域の区分 地域の区分
1、2 3 4〜7 8 1、2 3 4 5、6 7 8
屋根または天井 75 55 50 50 70 40 30 30 30 30
45 40 25 10 45 25 25 20 15
外気に接する部分 55 45 40 70 45 45 25 15
その他の部分 55 25 25 15 10
土間床等の外周部 外気に接する部分 45 35 20 55 10 10
その他の部分 15 10 10 15

※省エネルギー対策等級3は外断熱工法の設定がありません。(上記は表1と共通です)


3.木造の住宅(充填断熱工法)
部位 アキレスボードの厚さ(mm)
省エネルギー対策等級4
(平成11年省エネ基準)
省エネルギー対策等級3
(平成4年省エネ基準)
地域の区分 地域の区分
1、2 3 4〜7 8 1、2 3 4 5、6 7 8
屋根 160 115 115 115 105 45 30 30 30 30
天井 140 100 100 100 105 45 30 30 30
80 55 55 55 60 25 25 20 15
外気に接する部分 125 125 80 90 45 45 25 20
その他の部分 80 80 55 60 25 25 15 10
土間床等の外周部 外気に接する部分 85 85 45 55 10 10
その他の部分 30 30 10 15

4.枠組壁工法の住宅(充填断熱工法)
部位 アキレスボードの厚さ(mm)
省エネルギー対策等級4
(平成11年省エネ基準)
省エネルギー対策等級3
(平成4年省エネ基準)
地域の区分 地域の区分
1、2 3 4〜7 8 1、2 3 4 5、6 7 8
屋根 160 115 115 115 105 45 30 30 30 30
天井 140 100 100 100 105 45 30 30 30
90 60 60 60 60 25 25 20 15
外気に接する部分 105 105 75 90 45 45 25 20
その他の部分 75 75 50 60 25 25 15 10
土間床等の外周部 外気に接する部分 85 85 45 55 10 10
その他の部分 30 30 15 15

5.木造及び鉄骨造の住宅(外張断熱工法・内張断熱工法)
部位 アキレスボードの厚さ(mm)
省エネルギー対策等級4
(平成11年省エネ基準)
省エネルギー対策等級3
(平成4年省エネ基準)
地域の区分 地域の区分
1、2 3 4〜7 8 1、2 3 4 5、6 7 8
屋根または天井 140 100 100 100 125 50 40 40 40 40
70 45 45 45 75 30 30 25 15
外気に接する部分 95 95 60 110 55 55 30 25
その他の部分 75 30 30 15 10
土間床等の外周部 外気に接する部分 85 85 45 55 10 10
その他の部分 30 30 15 15

※省エネルギー対策等級3は鉄骨造の場合のみ適用(木造外張断熱工法の場合は表3、4を適用して下さい)


■省エネルギー基準による鉄筋コンクリート造等の断熱補強の熱抵抗値と断熱厚さ

  単位 地域の区分
1、2 3 4 5、6 7
断熱補強の範囲(内断熱工法) mm 900 600 450
断熱補強の熱抵抗の基準値 m2・K/W 0.6 0.6 0.6
必要断熱厚さ mm 15 15 15