| 製 品 | アキレスボード各種 | 試験法 | |
|---|---|---|---|
| 項目 | 単位 | ||
| 密度 | kg/m3 | 25以上 | JIS A 9511 |
| 熱伝導率 | W/(m・K) | 0.024以下 | JIS A 9511 |
| 透湿係数 | ng/(m2・s・Pa) | 40以下※1 | JIS A 9511 |
| 圧縮強さ | N/cm2 | 8以上 | JIS A 9511 |
| 曲げ強さ | N/cm2 | 15以上 | JIS A 9511 |
| 燃焼性 | ______ | ______※2 | JIS A 9511 |
| 対応JIS規格 | JIS A 9511:2006R A種硬質ウレタンフォーム保温材 保温板2種2号相当 |
||
※1 アキレスボードGFノンフロン、アキレスボードGFTノンフロンを除く ※2 JISに規定されていない
参考/日本工業規格(JIS)発泡プラスチック保温材 JIS A 9511:2006R
種類/発泡剤の種類によってA種およびB種に大別
◎A種・・・発泡剤として炭化水素、二酸化炭素(CO2)などを用い、フロン類を用いないもの。
◎B種・・・発泡剤としてフロン類を用いたもの。
※(フロン類とは、オゾン層を破壊する物質およびハイドロフルオロカーボン(HFC)をいう。)
| 種類 | ホルムアルデヒド放散による区分 | 面材による区分 | 記号 | 適用 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
A種 |
硬質ウレタンフォーム保温材 | 2種 |
1号 | F☆☆☆☆等級 | _____d) | A-PUF-B-2.1 | ポリイソシアネート、ポリオールおよび発泡剤を主剤として、面材間で発泡させ、自己接着によってサンドイッチ状に成形した面材付きの保温板 |
| 2号 | A-PUF-B-2.2 | ||||||
※d)面材による区分(記号)がないことを表す。
硬質ウレタンフォームは原材料にホルムアルデヒド、クロルピリホスは使用しておりません。また、硬質ウレタンフォームはホルムアルデヒド発散材料(国土交通省告示第1113号)の規制対象外となっていますので、使用面積の制限を受けることなくご利用いただけます。
アキレスボードは接着剤を使わず、種々の面材に発泡することで自己接着でき、被着体と一体の断熱構造がつくれます。

| 被着体 | 接着力(N/cm2) | 被着体 | 接着力(N/cm2) |
|---|---|---|---|
| 木(合板) | 15 | アルミ板 | 15 |
| カラー鉄板 | 20 | FRP | 15 |
| コンクリート | 17 | ステンレス | 15 |
Aの表の数値はBの試験における材料破壊強度例です。(アルミ・FRP・ステンレスは表面処理済)

アキレスボード(硬質ウレタンフォーム)は熱硬化性樹脂のため、他のプラスチック類のように明確な軟化点や融点はありません。一般的には右のグラフのように100℃くらまで安定使用できます。ただし、湿度条件などにより異なりますのでご注意ください。また、低温では補強などを行うことにより、-70℃程度まで使用できます。

アキレスボードは独立した気泡によって構成されているので、優れた断熱効果を発揮し、断熱材の厚さを薄くすることができます。


一般的に断熱材に水や水蒸気が侵入すると断熱効果に影響を及ぼします。しかし、硬質ウレタンフォームは独立気泡構造なので、水や水蒸気が侵入しにくく、断熱効果の低下はごくわずかです。さらにアキレスボードは防水、防湿性に優れた面材を使用していますので、吸水量、透湿係数が小さくなります。
| 物質 | 安定度 |
|---|---|
| 海水 | 安定 |
| 弱アルカリ | 安定 |
| ベンゼン | 安定 |
| トルエン | 安定 |
| 物質 | 安定度 |
|---|---|
| キシレン | 安定 |
| ガソリン | 安定 |
| 灯油 | 安定 |
| 植物油 | 安定 |
| 物質 | 安定度 |
|---|---|
| 動物油 | 安定 |
| 塩化メチレン | 膨潤 |
| アセトン | 膨潤 |
| メタノール | 膨潤 |
| 強塩酸 | 膨潤 |
| 強硫酸 | 溶解 |
耐薬品性にも優れています。強酸および一部の溶剤を除いては、ほとんどがおかされることはありません。