持続可能な地球環境のため、建物のライフサイクルを通して環境対策に取り組んでいます。建物の省エネルギー性はもちろん、材料自体の環境性能を高め、長命で資産価値の高いサスティナブル建築の実現に貢献しています。
アキレスボード外張りは、オゾン層破壊係数ODPだけでなく、地球温暖化係数GWPの面でも環境性能に優れたHCガス(非フロン)を使用しています。HCガスは従来のフロン系ガスに比べ熱伝導率がやや大きいという性質がありますが、アキレス独自の製造技術により、セル(発泡剤が封入された空隙)の構造を改良することで、従来通りの優れた断熱性能(熱伝導率0.021W/m・K)と機械的物性を維持しています。

フロン系発泡剤のうちオゾン層を破壊するもの(CFC、HCFC)はウレタンフォームでは既に使用されていません。オゾン層を破壊しないHFCでも地球温暖化係数(GWP)が非常に高いという問題があります。アキレスボード外張りはGWP値も低いHCガス(非フロン)を使用しています。

アキレス外張り工法では、建物寸法に合わせた長尺サイズの製品を供給することで、現場で発生する残材(カットロス)を減らしています。これによりボード張り、目地処理などの工程を軽減し、工期も短縮できます。

熱硬化性樹脂である硬質ウレタンフォームは、リサイクルが難しいという課題がありました。アキレスでは従来からのサーマルリサイクル(RPF固形燃料化)に加え、ウレタンフォーム粉体を木チップの改質剤として添加し、熱圧成形したマテリアルリサイクル品、「アキレスURボード」を開発・販売しています。

外張り断熱の優れた技術は、健康で快適な長命住宅を実現するための基本となる、断熱・気密性能をより確実に向上させることが出来ます。それは古来より日本建築が持つ開放的で可変性に優れる特性を活かし、通風や日射調整によって自然とつながるパッシブな住環境を現代の住まいにも活かすことが出来ます。単に懐古主義ではなく、高い住宅性能を備えながら自然と共生できる住まい——。アキレス外張り工法は、日本の在来木造が持つ優れた技術を継承しつつ住宅性能の向上を図り、長命で資産価値の高い明日の住まいづくりを目指しています。

パッシブデザインとは、住まいとその周辺環境に合わせ、陽射し、風通しなどの微気候を上手に取り入れることで建物と外環境をつなぐデザインです。アキレス外張り工法は、その土地の気候・風土、敷地の立地条件などを考慮し、地域密着型の設計・施工を志す地場建築の方々と日本の住宅発展に取り組んでいます。