
アキレスソトダンシリーズは、RC造の外断熱構造を乾式工法により容易に実現します。
アキレスは、施工の省力化に配慮した、改修工法にも適応した後付け工法用「アキレスソトダンSDパネル」、型枠兼用外断熱パネル打ち込み工法用「アキレスソトダンSUパネル」、の2シリーズをご提供することにより、RC造の外断熱工法の普及促進に寄与するものと確信します。
外装パネル内部に通気溝を設けることにより、室内側の水蒸気や躯体から発生する水蒸気を、断熱材を通して外気に放出することができます。これにより、外装の凍害を防止します。
塗装仕上げだけでなくタイル仕上げも可能です。
特殊繊維混入セメント板は吸水や乾燥による長さ変化率が極めて小さく、長期にわたり製品の安定性に優れています。また、アキレスソトダンに使用する特殊繊維混入セメント板は、製造工程の中で長時間高温養生を行い、安定した水和生成物を形成し、品質の安定性が高く、優れた耐凍害性を有しています。
断熱材としてEPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板)「アキレススチレンボード」を採用しました。EPS断熱材は、炭化水素系発泡剤を使用して成形される発泡プラスチックです。オゾン層を破壊せず、地球温暖化係数が小さい発泡剤を使用する、環境保全に配慮した断熱材です。
現場での断熱加工が容易で、工期短縮に貢献します。
アキレスソトダンは仕上げ下地材として繊維混入セメント板、断熱材としてEPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板)「アキレススチレンボード」を使用しています。それぞれの物性は以下の通りです。
| 項目 | 単位 | 物性値 | 試験方法 |
|---|---|---|---|
| 重量 | kg/m2 | 約14 | |
| 曲げ強さ | N/cm2 | 165 | JIS A 1408 |
| 曲げ弾性係数 | 4,803 | JIS A 1408 | |
| 耐衝撃性 | ー | ひび割れなし | JIS A 5422(JIS A 1408落球試験) |
| 耐凍結融解性 | ー | 300サイクル異常なし | JIS A 5422(JIS A 1435) |
| 項目 | 単位 | 物性値 | 試験方法 | |
|---|---|---|---|---|
| かさ比重 | 1.10 | JIS A 5430 | ||
| 熱伝導率 | W/(m・K) | 0.21 | JIS A 1412 | |
| 含水量 | % | 8 | JIS A 5422 | |
| 吸水率 | % | 30 | JIS A 5430 | 24hr吸水 |
| 吸水による 寸法変化率 |
% | 0.16 | JIS A 5430 | 60℃ × 72hr |
| 水 中 × 24hr | ||||
| 透湿係数 | ng/(m2・s・Pa) | 200 | JIS Z 0208 | |
| 項目 | 単位 | 物性値 | 試験方法 |
|---|---|---|---|
| 密度 | kg/m3 | 27 | JIS A 9511 |
| 熱伝導率 | W/(m・K) | 0.031 | JIS A 9511(23℃) |
| 圧縮強さ(5%) | N/cm2 | 21 | JIS A 9511 |
| 透湿係数 | ng/(m2・s・Pa) | 75 | JIS A 9511 |
※ここで使用する「アキレススチレンボード」はJIS A 9511に定める、A種ビーズ法ポリスチレンフォーム保温材の保温板特号に相当します。
※上記物性は測定値であり保証するものではありません。
| SDパネル | SUパネル | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 地 域 | 表面材 | 断熱材 | 総 厚 | 表面材 | 断熱材 | 総 厚 | |
| 厚さ | 11.5 | 35 | 46.5 | 11.5 | 40 | 51.5 | |
| 55 | 66.5 | 55 | 66.5 | ||||
| 65 | 76.5 | 65 | 76.5 | ||||
外断熱工法は熱応力によるクラックを防止し躯体の耐久性を増すことは一般によく言われています。しかし、その外装材を含めた断熱材自体の耐久性については必ずしも議論されていないよう思われます。
外断熱工法における断熱材や外装材(一体パネルになっていることも多い)の留め付け方法には接着工法や打込み工法など躯体面と断熱材との「接着」と、アンカービスなど「物理固定」による方法があります。前者は躯体との密着性や施工性に優れる半面、長期の耐久性に課題があります。後者は長期の保持力に対する信頼性が大きい一方で、下地の状態によっては躯体との密着性が問題となる可能性も指摘されます。接着と物理固定を併用した工法は、それぞれの課題を解決し、熱的性能と耐久性を両立させたものといえます。
また、外装材の劣化は外壁としての耐久性を損ない、ひいては短いサイクルでの改修工事が必要になるものです。通気層の設置は、水蒸気の排出により外装材の凍害を防止するだけでなく、夏季に外装材裏面の温度上昇を抑える効果もあるなど、温暖地域においても外装材の耐久性向上が期待できます。外断熱工法に耐久性能を求めるならば、やはり通気層工法を選択するべきでしょう。